奥歯の側面に穴が・・・!歯医者に行ったら抜歯することに。

みなさんこんにちは。管理人です。

今回は(個人的に)世にも恐ろしい体験をしたので、報告させていただきます。

内容はタイトルの通りなのですが、初めて体験する恐怖がことごとく襲い掛かってきました・・・。

奥歯の側面に穴が開いた!

それはある日、自宅で夕食を済ませてのんびりしていた時でした。

私は歯並びが悪いこともあり、テレビを見ながらいつも通り爪楊枝で歯をきれいにしていたのです。

すると奥歯の側面に少し硬い異物があることに気づきました。

「固いものは食べてないし、もしかして歯石とかかな?」

そう思い爪楊枝でカリカリとつついていると、ポロリとその異物が取れました。

「お、取れた取れた」と舌で奥歯を触ってみると、明らかに様子がおかしいのです。

異物が取れたのだからツルツルしているはずが、どうも違う。

強烈な違和感とともに背筋が凍っていきました。

嫌な予感がする。

もう一度舌で触って、じっくりとその違和感を確認する。

「まちがいない。歯に、穴が開いている。」

焦りつつも歯医者を探す

突然の出来事に、もの凄く焦りました。

何故いきなり穴が開いたのか?痛みが無いのはなぜ?すぐに歯医者に行かないとまずい?

疑問と不安が一気に押し寄せてきました。

「とにかく歯医者に電話だ」と、一旦テレビを消して深呼吸をしました。

時刻は18:30。歯医者が閉まる前に予約しなければ。

スマホで近くの歯科医院を検索して、祈る思いで電話をしてみました。

すると電話に出た受付の女性は、「予約は一番早くて、一か月後になってしまいますね」と言ったのです。

無慈悲なその一言に絶望しました。

流石に一か月、歯に穴が開いている恐怖に耐えることはできません。すぐに別の医院を探します。

「もしかしたら、どの歯医者も混んでいてすぐに予約はできないのではないか」

更にのしかかる不安を胸に、二つ目の医院に電話をしてみます。


「明日の11:00なら予約が取れますよ!」


ジーザス!ブラボー!ファンタスティック!
こんなに嬉しいことが、今までにあっただろうか!

一箇所目が一ヶ月と言われただけに、明日というのが本当に嬉しかったのです。

神に感謝しつつ、震える声で予約をお願いしました。

ひとまず、その夜は安心して寝ることができました。

いざ、診察!

翌朝、いつもより念入りに歯ブラシをしてから予約した歯科医院に向かいました。

お医者様に診ていただける安心と、どんな治療になるのかという不安で頭の中は一杯でした。

到着して受付をすませると3分ほどで名前を呼ばれました。

「では最初に、歯のレントゲンをとりますね」

レントゲン!?

今時の歯医者はレントゲン撮ってくれるのですね。

と思いつつ、「レントゲンって、結構お金取られるのでは・・・」というこれまでと違う恐怖も襲ってきました。

それでも背に腹は代えられません。

続いて歯の状態を先生に直接見てもらいました。

すると先生はあっけらかんとこう言ったのです。

「この穴があいてる歯、親知らずですね。今日抜いちゃいましょうか。」

怒涛の恐怖ラッシュ、管理人vs抜歯

親知らずが虫歯なら抜くしかない。

聞かずともわかります。

至極当然。あまりにもロジカル。

それでも私は聞きました。

「正直、怖いんですけど・・・。」

先生と隣にいたサポートの女性は、「ふふっ」と笑いました。

何がおかしいのか。

「怖いのはよくわかります。でも麻酔もするので大丈夫ですよ!」

・・・ましゅい。

よく、歯を抜くのは痛くなかったけど麻酔が痛かったと聞きます。

恐る恐る先生に聞きました。

「麻酔は痛くないですか?」

「そうですねぇ。二箇所に麻酔を打つんですけど・・・」

・・・にかしょ。

「ほっぺ側は肉がやわらかいので、ほとんど痛くないです!歯茎側はちょっと痛みますね。」

・・・あぁ。

「あと麻酔薬を注入するときも圧迫感があって怖いかもしれません。」

もうだめだ!無理だ!帰る!俺は帰る!

そんな心の叫びとは裏腹に、私は小さな声で言いました。

「・・・あんまり痛くしないでください」

激闘の果てに・・・

そして施術が始まりました。

まずはほっぺの麻酔。先生は痛くないと言っていましたが、そう言えば私はそもそも注射が苦手です。怖い。超怖い。

「はい、終わりました。」

え?

刺しました?え?

こんなに痛くないとは思いませんでした。

続いて歯茎の麻酔。これはやばい。一番やばいやつ。

最早死ぬくらいのつもりで全てを諦め、全身の力を抜きました。

ちくっ。にゅにゅっ。

痛い!けど、舌かんじゃった時よりは痛くない!

「ふぅ。麻酔と言ってもこんなものですか」

本日の山場を超えた安心からか、うがい用のコップを持つ手はガタガタと震えていました。

そして抜歯。

抜歯の前に、麻酔の効きは十分確認してもらいました。

行ける。もう怖いものはない!

ミシミシ!ガキッ!

ひいいいいい!!!

こわいいいいいいい!!!!

そして全てが終わりました。

長かった戦いに、私は勝利したのです。

気づくと、胸の前で硬く手を握りしめていました。

もう二度とこんな想いはしたくありません。

最後に

激闘の幕が閉じ、口をゆすぎながら心を落ち着かせる私に先生が優しく言いました。

「反対側の親知らずも抜きましょうね」

・・・ガッデム!!!